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INAX REPORT

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特集2

『空間へ』磯崎新

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60年代を色濃く伝える本

建築家 磯崎新氏・内藤廣氏
著書『空間へ』『空間へ 根源へと遡行する思考』

「時代をつくった本」をテーマに、建築家・内藤廣氏が著者をゲストに迎え対談する新シリーズです。『空間へ』を書くに至った経緯は、メッセージしたかったことは何だったのか…など、著者・磯崎新氏との熱い3時間のダイジェストです。
  対談では、新宿の「ホワイトハウス」で旗揚げしたネオダダを始め、60年安保、三島問題、新建築問題などなど、丹下研究室で設計に携わりながら、他の芸術家たちと過ごした若き時代の磯崎新と、60年代から70年代の建築界とその周辺の状況を生々しく伝える内容です。
『空間へ』は1972年、美術出版社から発行。1995年には鹿島出版会から頭書きだけを加筆し、再版されています。

上の写真は左は磯崎氏、右が内藤氏
下は著書

磯崎氏設計のN邸
岩田学園
大分県立大分図書館

対談 全編予告編だった『空間へ』

内藤  『空間へ』を改めて読んで、いろんなところのトーンに、全編予告編のようなものを感じました。(略)近代というものが常に排除し続けたイメージをどうやったら手繰り寄せられるかというような…。それは“死”という言葉じゃなくて、“闇”という言葉でも、“虚”という言葉でもいいんですけど、何かそういうものが深いところにあって、いつもそれを手繰り寄せている予告編のような気がしたんです。
磯崎  かなりズバリといわれている印象がありますね(笑)。決して否定するわけじゃなく、「やっぱり読まれたか」という感じです。(略)予告編で最後のまとめがついていない。いまだに本編が完成していないでしょうね。

左の写真は上より
磯崎氏設計のN邸(山口県秋吉台国際芸術村に移築復元)
岩田学園
大分県立大分図書館

序論・コラム

コラムとして脇を固めるのは、建築家・岸和郎氏、建築評論家・三宅理一氏、編集工学研究所 所長・松岡正剛氏、画家であり作家でもある赤瀬川原平氏。楽しいエピソードを次々に披露しています。
  作品は、磯崎氏の処女作「大分県医師会館」を始め「N邸」、「岩田学園」、「大分県立大分図書館」など、1960年代の磯崎新の代表作を紹介しています。

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