TOP
バックナンバー(NO167〜178)バックナンバー(NO179〜)

INAX REPORT

No.167 特集1 特集2 特集3 連載1 連載2
特集3

東雲キャナルコートCODAN

この特集のPDFをダウンロード

住むことをデザインする

東雲キャナルコートCODAN

S字アベニューを中心に、ダンチではなくマチをつくる

「東雲キャナルコートCODAN」は、6チームのデザイン会議メンバーと10名の企画会議メンバーによって都市型集合住宅の新しい在り方が提案され、成功した実例。企画段階から注目を集めていたビッグプロジェクトです。東雲デザイン会議構成メンバーは、全体のデザインアドバイザーを兼ねる建築家の山本理顕氏と、伊東豊雄氏、隈研吾氏、アールアイエー、山設計工房、設計組織ADH、WORKSTATION、元倉真琴氏、山本圭介氏、堀啓二氏、そしてランドスケープアドバイザーのオンサイト・長谷川浩己氏です。

  東雲キャナルコートでは「一住居一家族」というすまいの既成概念を覆す考え方を打ち出し、話題を呼びました。つまり「さまざまな用途に可変可能なすまい」を、21世紀の「都市型集合住宅」のモデルプランとして提示し、実現させました。敷地全体を“街路空間”として捉え、シンプルな考え・ルール、限定された素材、そしてつくりすぎないこと…をコンセプトにデザインされています。
街の基本骨格はS字にうねる道・S字アベニューと、それに接続する6本のリニアな広場で構成されています。

ガラス張りの水まわり空間

ライフスタイルと住戸プラン

ここではライフスタイルに対応して、多様なユニットが用意されていますつまり、家族の人数の減少に伴って部屋数の少ないプランや、明るい浴室(サンルーム型水廻り)やキッチン、“リラックス空間”や“離れ”などの特徴のある空間をもったユニット、在宅ワークを想定したプランなどを提案しています。

中廊下に面してガラス張りのエントランスが設けられたベーシックユニット

また、外からも様子がわかるギャラリー風の部屋や玄関、テラスを用意し、共用部と専用部が視覚的に連続する空間構成を提案し、外とのつながりや新しいコミュニティを模索するプランが提案されています。
  ベーシックタイプでは、中廊下に面してガラス張りのエントランスを設け、玄関内部がさまざまな用途に利用できるように広いスペースが確保されています。住戸中央奥に見えるスクリーンは可動式で、空間を自由に仕切ることが提案されています。

東雲キャナルコートCODAN 街路空間

ランドスケープ

街路空間は “もう一つの生活空間でもある”という考え方で設計されています。街路はパブリックでありながら、プライベートな感覚を持った空間。自分が借りた部屋とは別の暫定的に占用可能な空間。つまり「東雲キャナルコート」では、街並みをもう一つの居住空間としてとらえています。
  住戸のユニットは共用部に開かれ、共用部は中庭に開かれ、中庭はS字アベニューに開かれるというように、空間が連続することによって、街が構成されています。

街路と連続したレストランスペース

特に店舗は街路のアクティビティを誘発するように計画されています。このレストランもS字アベニューに全面ガラスカーテンウオールを介して面し、街路に開かれた雰囲気を強調しています。

この特集のPDFをダウンロード

ページトップ