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INAX REPORT

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伝統と革新が共存する街〈日本橋〉

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保存・再生・発展する日本橋

日本橋

伝統と革新が共存する日本橋

 旧五街道の起点であり、日本の商業・経済の中心地として栄えてきた日本橋は、今なお多くの老舗が健在ぶりを発揮し、また、長い歴史を物語る史跡や貴重な建造物が大切に保存・活用されています。その一方で、最先端技術を駆使して斬新な姿に様変わりしている建物もあり、まさに新旧が入り交じって共存し、日本橋にしかない独特の景観をつくり出しています。

日本橋
老舗リレーツアー

「日本橋」の復活と地元力

 「日本橋」は慶長8年(1603)に架けられた橋です。しかし、東京オリンピック開催のため昭和38年(1963)、橋の上に覆い被さるように首都高速道路が建設されてしまいました。そのような中、地元町会や商店・企業が協力して、昭和43年(1968)に「名橋『日本橋』保存会」を設立し、「日本橋」の復権と、地域の活性化への取り組みをスタートさせ、現在に至っています。「日本橋に青空を!」は地元住民の悲願です。このように、地元がっしっかり力を合わせて街づくりに取り組んでいるのが、日本橋の大きな特長です。
 例えばその1つとして「老舗リレーツアー」があります。日本橋には数多くの老舗が存在し、100年以上続く商店や企業は50以上、300年以上でも10を超します。その老舗が連携して“各店舗を巡り、老舗の歴史や技、商品を味わいながら日本橋を体験できるツアー”を企画し、人気を呼んでいます。

マンダリンオリエンタル東京
室町福徳塾

新しい動き

 2004年3月、東急百貨店跡地に「COREDO日本橋」がオープンし、更に「三越新館」、そして再開発によって「日本橋三井タワー」が完成しました。日本橋では初めて地域内に美術館「三井記念美術館」と、ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」が加わり、街の機能が一変し、充実しました。また、官民協同の地下空間創造事業もますます活発に進み、日本橋地区は大きく変わり始めています。
 2005年10月に情報発信ステーションとして人気を博し、マスコミなどでも話題になった「三井越後屋ステーション」は、半年の活動後、解体されましたが、その跡地に、再び半年間限定で、プラネタリウムとカフェ、一時託児サービスを持つコンビニを備えた複合施設がオープンし、またまた脚光を浴びています。更に2006年12月には、9世紀に建立されたという福徳神社をシンボルにした街のサロン「室町福徳塾」が誕生しました。ここもユニークな外観で人気スポットになっています。
 また、2006年には「銀座・京橋・日本橋/中央通り照明デザイン国際競技」が行われました。一等が実施案として採用されることになっており、今後、順次、照明灯がリニューアルされていく予定です。
 日本橋では官、民、地元が一体となって、伝統と革新が融合する街づくりに取り組んでいます。

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