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INAX REPORT

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連載2

Design+Technique | Renewal・Refresh・Reduce

大隈講堂・正面全景
大隈講堂・外壁タイル

「大隈講堂(保存・再生)」 設計:佐藤総合計画

 早稲田大学は2007年に創立125周年を迎えました。その記念事業の一つとして、昭和2年(1927)に竣工した「大隈講堂」を多機能型文化ホールに保存・再生しました。
 今回INAXが活躍したのは、外壁タイルの復原です。改修前の外壁の大部分はオリジナルのタイルが残っていましたが、その色彩と形を忠実に復原するために、さまざまな工夫が必要とされました。つまり、原料も成形技術や焼成技術も異なる現代において、昭和初期の焼物の味わいを復原することは、極めて困難なことでした。あえてタイルのスクラッチを手作業で付け、手づくり感を強調することによって、それに応えました。更に大きな特色として、意匠と品質の両者を確保するために、脱落防止ステンレス金物を併用した“接着張り工法”を採用しています。

●INAX使用商品●FT-2/OM1283(スクラッチ面)

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Design+Technique | Best Equipment

INAX大阪ビル・北東面全景
INAX大阪ビル・北東面全景

「INAX大阪ビル」 設計:日建設計

 “外装”材として使われていたタイルを“外壁”材として使用する、という画期的なファサードに挑戦しました。

 外壁は、一辺60cmの三角形のテラコッタがガラスのビジョン部を内外から直接挟みます。こうして出来た1つのテラコッタブロックを12個で1ユニットとして外壁面に積層させています。このファサードは、早朝・昼間・夕刻と太陽の光、夜間の窓台照明からの透過光、また外側からのライトアップなどによって刻々と表情を変化させ、企業イメージを外部に発信する媒体として捉え、デザインされています。

 エントランスホールの壁面に使用したボーダータイルはW25×L600のプロポーション。湿式タイルの柔らかい質感が特長です。それに対し、床には硬質で金属的な表情を持つ大判の「アガトス」が用いられ、両方が相まって美しいコントラストを醸し出しています。

●INAX使用商品●FC-11/147×890/E0071-91、TW-11/E0071-93

INAX大阪ビル・男子トイレ
INAX大阪ビル・女子トイレ

 水まわり空間は限られたオフィスのスペースを、有効的に活かすことがテーマです。手洗いには新開発の小型のベッセル型洗面器を採用し、カウンターの圧迫感を軽減しています。また、ハンドドライヤーはデザイン性を配慮し、壁からの突出を抑えた半埋め込み式を使用。他に、インテリアの広がりをもたせるために鏡を効果的に使うことでそれを解決しています。

 また、10、11階では環境に配慮した水を使わない無水小便器を設置しています。

写真上:男子トイレ
●INAX使用商品●無水小便器:U-80P
写真下:女子トイレ
●INAX使用商品●洗面器:L-531、水栓金具:AM-97K(100V)トク、水石けん入れ:KF-24DM

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House & Home

桜台の住宅・内観
桜台の住宅・1階洗面室

「桜台の住宅」 設計:長谷川豪建築設計事務所

 地方の閑静な住宅地に建つ、夫婦と子ども2人のための住宅です。この住宅の特徴は、建物の真ん中に全面トップライトの吹抜けた部屋をつくり、その部屋いっぱいに大きなテーブルを設けていることです。このテーブルを介して家族が向かい合える一方、おのおのが別々のことをしていても気にならない距離感が生まれます。従来の住宅とは少し異なった空間の自由度を醸し出しています。
 また、1階の洗面室、2階のキッチンは回遊動線上にあるため、洗面器や水栓などの設備機器は、存在をあまり主張しすぎないシンプルでコンパクトなものが採用されています。
(写真上:新建築写真部、下:長谷川豪建築設計事務所)

●INAX使用商品●水栓金具:JF-1450SX(JW)、洗面器:GL-543/BW1ほか

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環境・設備・研究〈62〉

SIAA抗菌ISOマーク

日本発、抗菌JIS規格がグローバルスタンダードISO規格へ

 2000年に抗菌効果についての日本規格「JIS Z 2801」が制定されました。そして2007年、その内容を踏襲し、抗菌の世界基準「ISO 22196」が制定されました。INAXではこの両方の制定に深くかかわり、その成果を認められ、「平成19年度工業標準化事業表彰経済産業大臣表彰」を受賞しました。
 また、抗菌基準の国際化にともない、表示マーク「SIAA抗菌ISOマーク」は、日本語の“抗菌”という表示から国際語への表現“KOHKIN”に変わりました。

 長い間、ご愛読いただきました「環境・設備・研究」は、次号から休載させていただきます。代わって4月から「世界のタイル博物館」の竹多格学芸員による新企画「タイルミュージアム」がスタートします。ご期待ください。

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Topics

クレイペグ壁面
クレイペグ

「世界のタイル博物館」10周年リニューアル

 愛知県常滑市にある「INAXライブミュージアム」。その中の一つ、「世界のタイル博物館」が10周年を迎えリニューアルオープンをしました。テーマは「装飾する魂」。タイルの祖先といわれている釘状のタイル「クレイペグ」を使った壁面の装飾や、エジプトのピラミッドで発見された最古のタイル、イスラームドームの復元など、タイル誕生から信仰や暮らしとのかかわりなど、その神秘に迫っています。

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