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INAX REPORT

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特集3

“駅前の顔”をつくる〈名古屋駅地区〉

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“駅前の顔”をつくる

名古屋駅前の超高層ビル群

名古屋駅地区のまちづくり――歩行者主役のまちづくり――

 平成10年、名古屋市は「新世紀計画2010」を策定しました。2010年を目標に“誇りと愛着の持てるまち・名古屋”を目指した計画が進められています。特に名古屋駅前は、「JRセントラルタワーズ」を皮切りに5本の超高層タワーが建設され、国際都市・名古屋にふさわしいまちづくりが行われています。
 空中では5本のタワーがデザインを競い合う一方、地上では歩行者主役のまちづくりが行われています。名古屋市は、平成16年に策定された「都心部将来構想」のもと、魅力ある都市空間づくりのために、歩行者ネットワークや市民も利用できる施設や公共空間の整備を事業者に推進しています。
 今、まさに発展を迎えている名古屋駅前。名古屋の目指す駅前の顔づくりを特集します。

「モード学園スパイラルタワーズ」と「ミッドランドスクエア」

名古屋の都心、「栄地区」と「名古屋駅地区」

 名古屋の都心開発は、「栄地区」と「名古屋駅地区」の2つの地域を主として計画が進められてきました。
 栄地区では平成8年に完成した「ナディアパーク」を始めとして、公園やバスターミナル、店舗を立体に配置した「オアシス21」など、次々と整備・開発が行われています。
 一方、名古屋地区では2000年に竣工した「JRセントラルタワーズ」を始めとして、「名古屋ルーセントタワー」(2006)、「ミッドランドスクエア」(2006)、「モード学園スパイラルタワーズ」(2008)など、200m級の超高層が建ち並んでいます。
 この2つの地域の開発を連動させることによって、名古屋のまちは更なる発展を目指そうとしています。


地下道のアートminim++(ミニムプラプラ)「A Tale of Stray Kittens」

名古屋ルーセントタワーの公共空間とアート

 歩行者や車を運転する人にとって“街を意識する高さは目の位置である”とアートディレクター・清水敏男氏は語っています。
 特に名古屋ルーセントタワーでは都市という公共空間を活かし、名古屋駅と建物をつなぐ地下道や道路沿いの壁面などにアートを施し、人間が歩きながら潤いを感じる新しい試みにトライしています。
 人間のスケールをはるかに逸脱した都市の中で、アートが人と都市との緩和剤として働き、公共空間に彩りを与るという提案事例です。

 

名古屋駅周辺の地下街「ユニモール」
ミッドランドスクエアサンクンガーデン

名古屋駅周辺地下街

 名古屋駅周辺には地下街が広がっています。建設から50年、以前は無秩序な地下道の接合により、迷路状態であったものの、現在は5つの商業エリアに延べ400店鋪を有する一大商業地帯です。近年、地上の発展に合わせ、設備の更新、バリアフリーの導入、化粧室の清潔化といった環境改善など、地下街全体をリニューアルしました。また、今までは難しかった周辺ビルとの接続も、サンクンガーデンを設けることによって解決し、地上と地下が一体となったまちづくりが徐々に実現しています。

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